外観完成予想CG
ふたつのモチーフが融合し、
街に個性を放つデザイニングレジデンス。
3棟構成の大規模レジデンス「ココチファーストプロジェクト」。東向きの「エアリーコート」は、ニューヨークの近代的なビル群をモチーフとしたミッドセンチュリーデザインに。南西向きの「カームコート」は、古典建築の重厚さをモチーフとしたトラッドモダンデザインに。そして両棟の間にあり、南東向きの「ブライトコート」は、2つの個性を併せ持つファサードとしてデザイニング。それにより、各棟それぞれが個性を抱きながら、337邸のスケール感を創出する3棟が一体となる美しいグランドデザインを実現しました。遠景から臨む佇まいは、街に新風景を放つランドマークとなり、また足元 から見上げる近景は、色調や素材の分節による細密なデザインがオリジナリティを描き出します。家路を辿る時、そしてエントランスに帰ってきた時、見る場所によって 様々な表情をもたらす、エリア最大級※1に相応しいデザイニングレジデンスをここに。
多くの人が行き交う旧中山道に面した「エアリーコート」は、商業建築のような都会的で洗練された表情にこだわり、ミッドセンチュリー建築をモチーフに、現代的美術館などの新しい要素を取り入れました。外壁素材はカーテンウォールをイメージしたガラス手摺と縦ラインを強調するマリオン、そしてダークグレーのタイルの緻密な組み合わせにより、立体的に重なるビル群の美しい佇まいをデザインしました。
洗練と上質の
マテリアルを仕立てた
2層吹き抜けの迎賓空間。
二枚羽の大きなゲートが吹抜け空間をより美しく演出。
さらに、ゲートの内壁と天井の木調パネル、斜め貼りの折り上げ天井を組み合わせ、アート性を創出します。
またイタリア製石調タイルの床、表情豊かなデザイン貼りの壁が現代美術館のようなダイナミックな空間を描き出します。
駅からのスムーズなアプローチを叶える「カームコート」は、周辺の街並みとの環境調和を意識し、煉瓦や石素材が多い歴史的な古典ビル群に学び、アールデコ建築をモチーフとした古典建築を現代的にアレンジ。外壁素材にもこだわり、赤や黄土色の煉瓦をイメージしたタイル、ベージュ系の石調素材をベースに1920年代のビル群や歴史的ホテルの厳格さをデザインへと昇華しました。
緑の潤いと空の開放に、
アートが織り重なる美しい風景をデザイン。
旧中山道に面するランドスケープは、エリアの象徴となるようニューヨーク近代美術館の彫刻庭園に学び、自然とアートが一体化し建築と融合するデザインを目指しました。エントランスへのアプローチ、自転車置き場へのアプローチ、車寄せ動線など安全性に配慮し歩車分離を実現しながら、美しく幾何学的な形状で敷地内に配置。例えば高さに変化を設けた花壇や、ベンチを兼ねた黒石天板、雁行形状にデザイン窓を設置した目隠し壁、館銘を刻む印象的なデザインウォールなどは、五感に呼応するような立体オブジェとして意識しました。また、各エリアに「和と洋」様々な樹種による緑化デザインを仕立て、自然と一体化する有機的アートの造形美を創出します。エントランスに続く「コートアヴェニュー」は、歩くほどに緑の表情が移ろうよう、クランク形状や植栽のレイヤードデザインを施し、四季折々の豊かな風景を暮らしにもたらします。